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CCTVは2000年に英語チャンネルを開始したのを皮切りに、04年にスペイン語とフランス語放送、09年にはアラビア語とロシア語の放送も開始。NHK国際放送(テレビ)は英語チャンネルだけだが、CCTVは国連の6つの公用語をすべて網羅している。 外国の都市のケーブルテレビのほか、衛星を通じてテレビ番組を世界中に流している。CCTV関係者は「12億人近い人が見ている世界で最も視聴者数が多いテレビ局」と主張する。 以前は政府から補助金をもらっていたが、広告収入の増加もあり現在は受け取っていないとしている。主な収入源は広告と映像ソフトの販売。現在は240億元(3600億円)以上と推定され、10年前の2倍以上になっている。 2011年の段階で従業員は契約社員を含め1万3000人、海外支局は53カ所。現在はさらに増えている。昨年にはアフリカ(ケニア)と北米に相次いで支社を開設した。同年2月に米国の首都ワシントンで放送を開始したのがCCTVアメリカだ。